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川崎タカオという名でイラストレーター&漫画家をやっております。メールは→t-kawa@big.or.jp外出している場合もありますのでこちらのGmailの方でも→kawakawaturbo@gmail.com ホームページは下の「カテゴリ」を御覧下さい。


by tarbokawasaki

サイフを落とす 後編

午前10時過ぎて不動産屋に向かう。幸いにも雨は止んだ。もしかしたら不動産屋に合鍵があるかも、あったらいいなぁ…と期待したけどなかった…。やはりマンションには大家の家族の人が住んでるらしく電話してもらうも留守!午前10時なのにでかけてるか…。留守電を残してもらい(福島在住の大家の携帯にも)、部屋番号を教えてもらい、メッセージと自分の携帯番号を書いた紙を持ってマンションへ戻る。もしやその間にもどってるかも…でもいなかった。



メッセージ紙をドアの隙間に挟んで連絡待ちのため公園のベンチでまたボーっとする。眠るに眠れない。するとチャリンコに乗ったあきらかに真っ当じゃない生活を営んでそうなおっさんに「兄ちゃん何やってんの?家近いの?」と声をかけられる。失業者に見えたのか…「いや、別に…」と沢尻エリカ以来の返事で誤摩化す。考えてみれば昼間は図書館がある!寒気がしのげて眠れるかもと思って図書館へ向かうと携帯に不動産屋から連絡が。なんでも福島在住の大家が今日こっちに用事で戻ってくるので夜になるけどその時に合鍵を持って来るという。やった!これでまずは一安心。あとは夜まで図書館でひたすら時間を潰そうと思うも、近所に中学生からの友人が住んでるのを思い出し連絡。でもエリートなんで休日も家で仕事しなきゃならない、ってことらしい。金貸してくれるとも言ってくれたけど1年くらい会ってなくていきなり金借りるってひどい話じゃないすか。なので当初の予定通りに図書館へ。

昨夜のプチホームレス体験を思いつつ吾妻ひでお先生の「失踪日記」の便乗本「逃亡日記」を読む。寝たり寝なかったりしながら。すると「失踪日記」の編集担当(作中にも登場する)Kさんを見かける。面識はあるけど邪魔しちゃいけないと思って声はかけなかった。小さいシンクロニティだったなぁ…。

何をどうしてたかとにかく6時半くらいまで時間を潰せた。マンション前で大家とあって無事合鍵を頂く!合鍵を返すために大家家族の部屋番号を聞いたら不動産屋に聞いたのと違ってたよ!なんでだ。幸いまだ出かけ中でメモが残ってたのであわててぬきとる。鍵をあけるとメモが残ってることに気付く。そこには『「でくのぼう」と申すものですこちらにテルを』というメッセージと電話番号が。思わず近所の友人が心配して不在中来てくれたと思って電話してみた…ところが…。

でくのぼうさん「ああ、昨日何か落としませんでした?」
川崎「あ…はい…サイフを…」
でくのぼうさん「それひろったんですよ。で、交番とか持ってくと色々面倒だからうちで預かってるんでとりに来てもらえます?」
川崎「あ…、ありがとうごいざます!…ところでどちらで拾われたんでしょうか…?」
でくのぼうさん「まぁそれは来てからでいいじゃないですか」

近所の呑み屋らしい。サイフが見つかったってのに…なにしろ疲労困憊なせいかものすごい不安感があった(今思うと大変に失礼な話だが)。なぜ交番に届けないのか?なぜ拾った場所を言ってくれないのか?あらゆる悪いことを考えつつ、もし店構えがいかにもな「BAR」的な場所だったらどうしよう…。

んで…着いてみたら「BAR」どころかご夫婦2人で経営しているものすごい家庭的な雰囲気の居酒屋。拾ってくれた店長さんも気さくな方だった。なぜ交番に届けないのか、というのはここのご夫婦はなぜかよく落とし物を拾うらしい。で交番に届けたこともあったけど金が抜き取られてるサイフの場合、失礼な事に疑われることもあったらしい。なのでなるべく本人に連絡をとる、とのことだった。拾った場所もそこでゆっくり語ってくれた。拾ってくれた時間もわりと落としてすぐ(仕事の帰り道だったそうで)。もちろんサイフの中身は全くの無事。あまりの安堵感にそこでオムライス(でかいし旨い)と生ビール3杯を頂いた。ちょっと高いけど常連になろうと思った。
こんなお店です→ビストロ居酒屋「でくのぼう」

再三お礼を言って帰宅。すぐに床に着いたけど疲労困憊の体にアルコールを入れたせいか浅い眠りだった…。それにしても…考えてみれば近所とはいえ落としたサイフが翌日見つかるって、なんて運が良いんだろう俺…と思った出来事でした。同時になんて迂闊なんだろう俺…とも思いましたが。サイフの中身はちゃんとあったけど、この日記の中身はさほど無いうえに長文、失礼しましたー。
Commented by ミロカエ at 2008-11-02 23:55 x
大変でしたね。
よかったですねー。財布無事で。
でも、本当に大変でしたね。おつかれさまです。
Commented by at 2008-11-03 00:41 x
公園でチャリンコに乗って声をかけてきたおじさんは近所の人で、長時間いる川崎さんを不審に思い声をかけたんでしょうかね。でくのぼうさんもツッコミどころ多くて小説の登場人物のようで、川崎さんは強運がついてると思いました。なにはともあれよかったですねー、でも大変だったですねー。
Commented by kotoe at 2008-11-03 01:01 x
それは大変でしたねー!
でもでくのぼうさん電話では怪しすぎですやん。
川崎先生が待ちぼうけ紳士みたいですねー!
Commented by 川崎 at 2008-11-03 01:16 x
>ミロカエさん
モロカエと打ち間違えそうになったけどありがとう!

>堀さん
その公園自体はそんなにいませんでしたが日曜の午前からボーっとしてて沈痛な面持ちでもあったでしょうから「わけあり」に見えたんでしょうね。確かにわけありではありましたが。夜中に彷徨ってる最中に「今の堀さんの状況と比べれば大したことではない」と自分を鼓舞しました。

>kotoeさん
確かにドラマがさほど盛り上がらないところも含めて待ちぼうけ紳士のようでした…。でくのぼうさんは本当に気さくさなご主人でそのキャラを知ると上記の会話も全く違ってくるんですが、被害妄想な状況で聞くと怖かったなー。なおかつその後に飲んだ生ビールうまかったなー。
Commented by 大橋 at 2008-11-03 02:34 x
読んでて自分のことのように嬉しかったです!
Commented by 川崎 at 2008-11-03 04:22 x
>大橋さん
サイフ落としの先輩の大橋さん!
見つかる、ということがあるんですよね世の中。
今度「サイフ落とすとキツイ話」しましょう。
あまり盛り上がらず広がらなそうですが。
Commented by hanakuma at 2008-11-03 09:47 x
前半どうなることかと心配したけど、後半安心しました。
僕も昔すべて入った財布盗まれたことあるから、あの途方にくれる絶望感わかります。
Commented by 川崎 at 2008-11-03 14:29 x
>hanakumaさん
いやー盗まれたのと比べたら…。相当な絶望感と怒りでしたでしょうね…。

まさか無くすとは思わず、すべて入れちゃいますよね。今回住所が入ったものを落としたのも不安でしたがそのおかげでサイフがかえってきたともいえます…。
by tarbokawasaki | 2008-11-02 23:36 | ●日常 | Comments(8)