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川崎タカオという名でイラストレーター&漫画家をやっております。メールは→t-kawa@big.or.jp外出している場合もありますのでこちらのGmailの方でも→kawakawaturbo@gmail.com ホームページは下の「カテゴリ」を御覧下さい。


by tarbokawasaki

MONO「なるべく派手な服を着る」

先日、劇団MONO 第35回公演「なるべく派手な服を着る」を観賞しました。



四つ子の下に五男の弟がいて、本来末っ子だったはずが、その下に養子の六男がいるせいでそっちばかりが可愛がられ、中途半端極まりない存在に。名前すらも覚えられていない五男は、ちょっとでも印象に残るために、でもでしゃばりすぎない様になるべく派手な服を着る…ってタイトル&設定の時点で面白い。笑えるホームドラマでありながらちょっとずつその表層が剥がれていき兄弟たちの情けなくも愚かな中身が見えてくる…けど笑える。すごい絶妙でした。

MONOの舞台はDVDで数本観つつも、生で観るのはまだ2回目です。いつも笑えるし切ない気持ちになるんですが、何より「身につまされる」ことが多いのです。それは作・演出(&出演)の土田英生さんのエッセイの挿絵をやらせてもらってた時からそうなんですが、土田さんの持つ「被害者意識、及び、それを客観的におもしろおかしく滑稽に捉える感覚」が、おこがましくも自分の持つ感覚に近いと思えるからだと思います。それを形にする力は団地…段違いですけどね。ただ単に、自分は間違ってないとか自分ばかりが損してるって「被害者意識」を持ってるやつはほんっとに多いですが土田さんは恐ろしいまでの客観性を持ち合わせてます。見習いたい。

それが持って生まれた「自意識過剰」なのか、生きる過程で育ってしまった「自意識過剰」なのか、人それぞれなんでしょうけど「自意識過剰」を自覚し、向きあっている作家の方は自分の性質上やっぱ無条件で信用出来ます(ほんとおこがましい言い方ですが…)。辛い面もありますがこういう面白い作品を観ると自分の「自意識過剰」もあながち悪くない、なんて思えたりして。いや、良くはないですが。

終演後に土田さんから色々な話を聞いたり、良いこと言ってもらったりアルコールのせいだったりでちょっとはしゃぎ気味だったせいか翌日妙に前夜の自分が気恥ずかしくなり逃避的に「スウィニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を観にいきましたが…良く出来た映画だったけど…ティム・バートンって「チャリチョコ」も「ビッグ・フィッシュ」ものれなかったし合わなくなっちゃったなぁ…とか偉そうに批評する自分がまた気恥ずかしくなりビールに逃避して寝ました。というか俺はビールからもうちょっと逃避した方がいい…。
by tarbokawasaki | 2008-03-18 19:02 | ●映画や演劇 | Comments(0)