川崎タカオという名でイラストレーター&漫画家をやっております。メールは…t-kawa@big.or.jpホームページは下の「カテゴリ」を御覧下さい。


by tarbokawasaki

なんの矛盾もない(長渕剛)

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上の絵は昨年に、くもん出版主催の『おはなしエンジェル 子ども創作コンクール』用に描いたものです。小・中学生を対象に「短編の物語」を募集するというものです。幾つかの入賞、そしてグランプリの作品にはそのお話を元にした絵を描いてその原画をプレゼントするという。それで僕にも描いて欲しいというお話しをもらって。僕の普段の画風からしたら変った仕事な感じですが僕の絵になんらかのストーリー性を見い出して下さったようです(子ども向け仕事はたまにやってはいますが)。いい意味で悩みながら描いて、結局いつも通りになった気もしますが面白く勉強になった仕事でした。



僕が描く事になった松井彰吾くんの『ユーレイのひなたぼっこ』は蝶を蛾に見間違ったり、プードルを羊に見間違ったりするボンヤリした少年が病死してしまい、幽霊となって現れたその少年と主人公がひなたぼっこして語り合うという内容。

松井くんは前年も受賞している有望な少年で、前作『オレの友達、石やねん』はタイトルから「いつも1人ぼっちの少年が河原で石なげしてて、友達といえば石くらいだ」って話しかと思ったら甘かった。石なげをいっしょにしている友達が突如「オレ、実は石だ。神様が何かの手違いで石であるオレに命を吹き込んでしまった。そろそろ石に戻らねばならない」という想像の斜め上をいく内容で唸りましたね。まだ12〜3歳くらいの少年ですがどちらも独特の死生観を持った作品でした。どっちも友達がいなくなる話しだけど案外友達は多そうな気もします、なんか。邪気や悪意が無いんで。

絵本の世界も面白そうですね。「自分の作風じゃあなぁ…」とも思うんですが、子ども向け=可愛い、楽しい、ってのは違うと思いますから(それは大人目線)気になる世界でもあります。コッテリした絵も多いし。オレも子どもの頃は可愛いもんなんか愛でてなかったぜ…と思ったけどそういえば幼稚園くらいの頃に可愛がっていたネコのヌイグルミを持ってたのを思い出した…。今は野獣の匂いすら感じさせる自分なんでどんな気持でそれを愛でてたのか、全く記憶にない…。ただ別に少女趣味だったわけでもなく、仮面ライダーやジャッキー・チェンもその頃から好きだったのは覚えてます。中学の頃は長渕大好きなのと同時に大江千里も好きだったり、高校の頃は殴り合いの日々の合間をぬってスイーツ作りに勤しんでいたし(うそ)、まぁ相容れない要素が矛盾なく同居する、そういうもんですよね人間って、と雑に終了。
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Commented by 松井彰吾 at 2009-02-14 22:10 x
父が僕の名前で検索すると、川崎「画伯」さんのブログに辿り着きました。
遅ればせながらですが、このように針小棒大かつ過大評価して頂きとても嬉しく思っています。この絵は家に大切に飾らせてもらっています。この絵は本当に作品の象徴というか、これあったら読まなくていいんじゃないか、と言うくらいに作品の色をよく表していて個人的にはとても気に入っております。もうこの絵でご飯三杯はいけます。
絵を描いていただきまことにありがとうございました。
上記URLは僕のブログです。暇なこと山の如し! という時に覗いてくだされば、と思っています。
では、では。
Commented by 松井彰吾 at 2009-02-14 22:18 x
すいませんURL載せ忘れていました。恥ずかしくて死にそう。
ttp://auyantepui.blog105.fc2.com/
Commented by 川崎 at 2009-02-16 14:47 x
>松井彰吾くん
おお〜コメントありがとうございます!過大評価でもなんでもないですよ。設定がしっかりしてるから絵のアイディア自体は楽に思いついたけど作品独特の空気とかを暗くならないように表現してみました。湿っぽくならないように腐心したというか。どっか爽やかじゃないですか松井作品。ブログも読ませてもらいますよ。そんだけ文章描ける時点で才能だなー。
by tarbokawasaki | 2009-01-28 22:17 | ●イラスト仕事 | Comments(3)